2019年8月20日(火)
時価総額(普通株式ベース)
  • 東証1部 5,712,147億円
  • 東証2部 67,664億円
  • ジャスダック 85,836億円
東証1部全銘柄の指標
連結前期基準予想
純資産倍率 1.11倍 --
株価収益率13.29倍13.12倍
株式益回り7.52%7.61%
配当利回り2.15% 2.16%
株式市場データ

最新の市場情報

「※」は20分以上遅延
日経平均株価(円) 20,563.16 +144.35
日経平均先物(円)
大取,19/09月 ※
20,580 +190

[PR]

マーケットニュース

フォローする

変化する企業のミッション(十字路)

2019/3/29 11:30
保存
共有
印刷
その他

環境や社会への影響に配慮するESG投資や国連が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」を重視する流れを受け企業の社会的役割が問われている。営利企業は経済利益の追求、非営利団体は社会貢献という米国流のすみ分けが、社会の変化に伴って見直されているとも言えよう。

先日、米国の非営利団体であるLA・フィルハーモニックのサイモン・ウッズ最高経営責任者が都内で講演した。オーケストラの社会的役割を論じたスピーチは、企業経営にも多くの示唆に富む。

米国のオーケストラの活動はかつて演奏会収入で賄えたが、人種構成の変化やミレニアル世代の台頭で環境が変わり、現在は寄付に依存する。この収入源の変化がオーケストラにミッション(理念)の書き換えを促した。ミッションは演奏という「活動」ではなく、それを通じて人々に役立つこと。すなわち「社会的価値の創造」にあるという。

ウッズ氏は創造する価値を団体内外に伝え、共感を得る必要も力説する。データや調査など客観的手段に加え、感情に訴えるSNSなどの手段の併用を説く。

翻って企業でも社会的価値の創造をミッションに据える例が増えている。資生堂は、化粧品の製造・販売ではなく、「美しい生活文化の創造」をミッションとしている。低成長、格差拡大、人口動態、気候変動など、社会の変化は企業にミッションの再考を促す。社会的価値をミッションとして明確化し、ステークホルダーの共感を生む団体こそが、営利・非営利を問わず持続的に発展できる。

これは金融にも通じる。預貸、決済、送金、保険などのサービス自体は、低金利や高齢化、技術の進化などで需要と競争が激変した。いかなる社会的価値を創造するのか。どのように共感を呼ぶのか。経営者が問われている。

(ピムコ アジア太平洋共同運用統括責任者 正直 知哉)

マーケットニュースをMyニュースでまとめ読み
フォローする

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップマーケットトップ

読まれたコラム

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。