サイバー系、小学生向けプログラミング教材提供
サイバーエージェントの子会社で小学生向けのプログラミング教室を手掛けるシーエーテックキッズ(東京・渋谷)は4月1日、学習塾を運営するスプリックスと共同出資会社を設立する。小学生向けのプログラミング教材の開発と販売を手掛ける。2020年に小学校教育でプログラミングが必修となることをふまえ、小学生が学習塾などで基本的なプログラミングを学べるようにする。
新会社「キュレオ」(東京・渋谷)を設立する。シーエーテックキッズが60%、スプリックスが40%出資する。社長はシーエーテックキッズの上野朝大社長が兼務する。
小学生向けのプログラミング学習の教材を開発し、学習塾などに販売する。シーエーテックキッズの持つプログラミングの知見を教材開発に生かし、個別指導塾「森塾」などを運営するスプリックスの販売ネットワークを活用する。提供するオンライン教材は動画やキャラクターを使い、プログラミングを初めて学ぶ小学生でも楽しみながら学べるという。基本的に一人で学べるため、学習塾にプログラミング専門の講師は必要ない。
小学校教育で必修となる20年を前にプログラミング教育が注目を集める一方で、教材や講師が不足している。特に地方では小学生がプログラミングに触れる機会が少ない。キュレオは教材を全国的に販売することで、そうした課題の解決につなげる。今後3年間で1000教室への販売を目指す。
関連企業・業界