ダイバーシーズ、ホームステイの紹介サービス開始
外国人の定住関連サービスを手掛けるダイバーシーズ(東京・渋谷)は外国人がホームステイ先を探すサービス「Homii(ホーミー)」を始めた。自宅の空き部屋を外国人に貸したい人と住居を探している人を結びつける。サービス開始に伴い、プロサッカー選手の本田圭佑氏の出資を受けた。

このほど本田氏が代表を務めるKSKエンジェルファンド、プログラミング学習サービスのプロゲート(東京・渋谷)の加藤将倫社長や複数の個人投資家などを引受先とする約2500万円の第三者割当増資を実施した。調達資金はホーミーの機能強化などに充てる。
ホーミーは外国人留学生や就労ビザを持つ外国人がウェブ上で手軽にホームステイ先を探せるサービス。日本では外国人が不動産契約をする場合、保証会社との契約や大家による入居拒否など手続きが煩雑になることが多い。ホーミーは外国人が同サービスを介して家主に謝礼を支払う仕組みで「煩雑な契約手続きや敷金・礼金が不要で手軽に住む場所を見つけられる」(ダイバーシーズの洪英高最高経営責任者=CEO)。
2020年の東京五輪開催や19年4月に施行される改正出入国管理法などの影響で今後日本に住む外国人は増える見通し。ホーミーはすでに約100件のホームステイ先が登録しており、早期に月300人の外国人が同サービスを介した住居に住むことを目指す。