DV相談、最多の7万7482件 18年警察庁まとめ

2019/3/28 12:19
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2018年に警察が把握した配偶者からのドメスティックバイオレンス(DV)の相談は前年より5027件(6.9%)多い7万7482件で、過去最多を更新したことが28日、警察庁のまとめで分かった。摘発件数も9088件で最多となった。

DV防止法が施行された2001年以降、相談件数は増加傾向にある。同庁は「社会的関心の高まりに加え、警察が積極的に対応するようになったため」とみている。

相談したDV被害者の8割が女性。ただ男性の割合は年々増えている。同庁はDV被害への理解が進み、男性も声を上げやすくなったためとみている。年代別にみると、被害者は20~30代、加害者は30代が多い。

警察が摘発した事件のうち、6割弱が暴行罪だった。殺人が2件、傷害致死も3件あった。

相談を受けた警察は被害者に防犯指導をしたり加害者に警告をしたりする。18年は指導が7万2040件、警告が5万1172件で、いずれも増加が続く。つきまといなどを禁じる裁判所の保護命令は減少しており、早い段階で警察が対応するようになったことで、命令を要する深刻なケースが減ったとみられる。

一方、18年のストーカー被害の相談は2万1556件で、前年より1523件(6.6%)減った。警察の対策が奏功した面はあるが、6年連続で2万件を超えており、同庁は「依然として高い水準」としている。

摘発は殺人や傷害、脅迫などの刑法犯・特別法犯が1594件、ストーカー規制法違反が870件。このうち17年の法改正で規制対象となった、大量にSNS(交流サイト)でメッセージを送りつける行為での摘発は99件あった。

元交際相手の裸の画像などをインターネット上に流出させるリベンジポルノの相談は同104件(8.4%)増の1347件だった。「画像を撮影された」「公表すると脅された」といった相談が多い。

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