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KAATの芸術監督、21年に長塚圭史が就任へ

KAATの2代目芸術監督を務める白井晃(左)と2021年に監督に就く長塚圭史

公共劇場の企画運営に芸術監督は欠かせない存在だが、課題は世代交代だ。若い演劇人の舞台を発信する神奈川芸術劇場(KAAT、横浜市)が43歳の長塚圭史を次期監督予定者に迎えたのは、持続可能性を強化する試みだろう。

KAATは2011年に開場。初代の宮本亜門の後、白井晃が2代目芸術監督に就いた。長塚にとっては三好十郎作「浮標」の演出で新境地を開く場ともなり、白井監督とは共に舞台づくりを重ねてきた。長塚は4月から白井監督の補佐役(芸術参与)となり、21年4月から芸術監督となる予定だ。

KAATの芸術監督の任期は5年で、2期務めると白井は68歳になる。もう一期と慰留されたものの「この劇場には若い視点が必要」との考えから、長塚へのリレーを決めたという。就任までの約2年間は白井、長塚のコンビがこれからの劇場のありかたを模索していくことになる。

長塚は劇団阿佐ケ谷スパイダースを主宰。劇作家、演出家、俳優を兼ねるが、KAATでは演出家としての仕事を強く印象づけている。「横浜という地域で何ができるか話し合っていきたい」と意欲を示す。日本の演劇界では芸術監督の交代ルールが未成熟で、在任の長期化も目につく。一石を投じるリレーになりそうだ。

(内田洋一)

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