ホシザキ総会、株主から厳しい声 不適切取引問題で

2019/3/27 18:57
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ホシザキは27日、愛知県豊明市の本社で定時株主総会を開いた。販売子会社の不適切取引の問題で2018年12月期の決算報告ができない異例の総会となった。取締役の選任など全ての議案はいずれも賛成多数で承認されたが、株主からはコンプライアンス(法令順守)を問う声が相次いだ。

ホシザキの定時株主総会では株主から厳しい声が相次いだ(27日、愛知県豊明市)

午前10時から開かれた総会の所要時間は約90分分、約60人が出席した。昨年は約60分で、約40人だったのと比べると、関心の高さがうかがえる。

出席した株主によると、小林靖浩社長は決算発表の遅延理由などを説明。架空発注などが見つかった販売子会社、ホシザキ東海の不祥事を陳謝したという。創業家の坂本精志会長も姿を見せた。株主からは「コンプライアンスや従業員教育が不十分。再発防止策を真剣に考えてほしい」(77歳の男性)といった声が聞かれた。

ホシザキは昨秋に販社で不適切取引が発覚。関東財務局への18年12月期の有価証券報告書の提出期限は4月1日だが、決算が確定できていないことから同社は期限の延期申請を検討している。

今後の焦点は不適切取引に関する第三者委員会の調査を終え、有報をいつ提出できるかだ。期限延期が認められれば通常1カ月程度の猶予をもらえる。ただ調査報告書がまとまった後、決算の監査には時間がかかり、予断は許さない状況。決算確定後は7月上旬までに臨時株主総会を開き、決算報告をする見通しだ。

同社は不適切取引の調査で18年7~9月期の四半期報告書の提出期限を2度延期し一時は上場廃止の懸念がある「監理銘柄」にも指定された。昨秋に問題を公表後、株価は3割超下がり、信頼回復が急務となっている。

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