十八銀が上場廃止、長崎県の上場企業消える
十八銀行は27日、4月1日にふくおかフィナンシャルグループと経営統合し、子会社になることに伴い、東京証券取引所と福岡証券取引所の上場を廃止した。十八銀行は長崎県に本社機能を置く唯一の上場企業だった。長崎県は全国の都道府県で上場企業が存在しない唯一の自治体となる。
十八銀行は1973年に東証2部と福証に上場し、75年に東証1部に昇格した。プレナスなどは長崎県がルーツだが、本社は県外に移転している。
一方、県内の企業としてはエイチ・アイ・エス(HIS)子会社で、テーマパーク運営のハウステンボス(佐世保市)が東証上場を目指し、準備を進めている。