英語教えず「学習権侵害」認定 市に賠償命令 福岡高裁

2019/3/27 18:20
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福岡市立中の特別支援学級に通っていた元男子生徒が、英語の授業を受けられず学習権を侵害されたなどとして、市に440万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が27日、福岡高裁であった。須田啓之裁判長は、請求を棄却した一審・福岡地裁判決を一部変更し、市に55万円の賠償を命じた。

元生徒は中学1年時に発達障害を理由に英語の授業をほとんど受けさせてもらえなかった。須田裁判長は判決理由で、特別支援学級でも「外国語を含むすべての教科を取り扱わなければならない」と指摘し「教師の裁量の逸脱があった」と認めた。

判決後に記者会見した元生徒は「控訴審で認められて気が楽になった。先生たちにはきちんと反省してもらって、二度と同じ思いをするような生徒がいなくなればと思います」と話した。

福岡市教育委員会生徒指導課は「適切に対応してきたが主張が一部認められず残念。判決文をよく精査し対応を検討したい」とコメントした。

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