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衛星通信と風力発電組み合わせ事業化へ、スカパーJSAT

日経クロステック

衛星放送のスカパーJSATと風力発電ベンチャーのチャレナジー(東京・墨田)は2019年3月26日、衛星通信と風力発電を組み合わせたソリューションの事業化に向けて、チャレナジーによる第三者割当増資をスカパーJSATが引き受ける出資契約を3月25日に締結したと発表した。

両社は今回の出資契約に先立ち、共同事業の事業可能性調査として、チャレナジー沖縄試験場の「垂直軸型マグナス式風力発電機」(マグナス風車)の試験機とスカパーJSATの衛星通信システムを接続した共同実証実験を18年1月から行っている。試験機が発電した電力で地上通信機器を稼働させて衛星通信環境を維持し、試験機の稼働監視データを離れた場所で受信している。

共同実証実験のイメージ(出所:スカパーJSAT、チャレナジー)

実験の結果、試験機は通信衛星との送受信に必要な電力を生み出し、マグナス風車の稼働監視データを衛星通信サービスにより遠隔地からも受信・運用できるシステムの構築が可能であるという見通しが得られたという。両社は将来的な事業化のイメージとして、風車の稼働データや風車周辺の気象実測データを基に、発電予測データや気象予測データを生成し販売するビジネスなどを挙げる。

発電予測データや気象予測データの生成・販売ビジネスのイメージ(出所:スカパーJSAT、チャレナジー)

スカパーJSATとチャレナジーは、通信インフラや電力の需要の拡大が見込まれる東南アジアや太平洋州の島嶼国(とうしょこく)をはじめとする地域でのサービスの拡大を目指す。スカパーJSATは、高効率・大容量の衛星通信が可能となるJCSAT-18(ハイスループット衛星)の打ち上げを19年度後半に予定している。同衛星とマグナス風車の組み合わせによりデジタルデバイド(情報格差)地域の解消を推進し、世界のあらゆる地域・人々へのサービス提供に向けた取り組みを両社で進めるという。

(長谷川 博=日経 xTECH/日経ニューメディア)

[日経 xTECH 2019年3月26日掲載]

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