豚コレラ、愛知3例目 瀬戸の養豚場4100頭殺処分

2019/3/27 8:50 (2019/3/27 13:13更新)
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愛知県は27日、同県瀬戸市の養豚場で豚コレラが発生したと発表した。県内での発生は3例目。県は陸上自衛隊に災害派遣を要請し、同日午後、発生した養豚場で飼育する全約4100頭の殺処分を始めた。

愛知県庁で開いた豚コレラ緊急対策会議に出席した大村秀章知事(左から2人目)=27日

県は同日午前に緊急対策会議を開催。大村秀章知事は「愛知と日本の畜産を守るため全庁職員が一丸となって防疫措置に全力を尽くす」と述べた。29日までに養豚場で飼育する全ての豚を殺処分し、4月2日には埋却や消毒などの防疫措置を終える方針だ。

県によると、26日に瀬戸市の養豚場から飼育する豚5頭が死んだと西部家畜保健衛生所に通報があった。県は死んだ豚も含めて22頭の血液などを検査したところ、15頭で陽性反応が出た。その後の国の精密検査でも豚コレラの感染を確認した。

この養豚場は瀬戸市内で4つの養豚場が集まる「養豚団地」にある。団地全体では約1万1000頭の豚を飼育している。大村知事は会議後、記者団に「養豚団地なので、同じエリアにあるところは速やかに検証・確認する。事実とエビデンスに基づく対応を冷静かつスピーディーにやる」と述べた。

豚コレラは2018年9月に岐阜市内の養豚場で感染が判明。その後は岐阜県で感染が相次ぎ、愛知県でも今年2月、豊田市や田原市の養豚場での感染を確認した。

愛知県は野生イノシシを媒介とした養豚場への感染を防ぐため、24日に県内の山林でワクチン入りの餌の埋設を開始。翌25日には田原市の養豚場から3キロ内で豚を運ぶことを禁じた移動制限を解除し、県内全域で豚の出荷が可能になったばかりだった。

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