アルゼンチン通貨、最安値更新 経済状況の悪化で

2019/3/27 7:21
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【サンパウロ=外山尚之】アルゼンチンの通貨ペソは26日、前日比1.4%安の1ドル=42.59ペソで取引を終え、対ドルで過去最安値を更新した。インフレ率の高止まりで経済状況が悪化する中、基軸通貨であるドルを求める動きが相次いだ。

26日、為替相場を示す、ブエノスアイレス中心部の両替商の様子=ロイター

2018年4月から始まったペソ安は国際通貨基金(IMF)の支援もあり一時落ち着いていたが、今年2月中旬から再び徐々に下げ始めた。ペソは今年に入り、対ドルで11.6%下落した。

アルゼンチンの2018年の実質経済成長率は2.5%のマイナスと、景気低迷が長引いている。インフレ率が約50%と高止まりする中、アルゼンチン国民がペソを信用せず、ドルに替える動きは止まっていない。地元メディアによると、ブエノスアイレスの一部の両替商ではドル不足になっているという。

米連邦準備理事会(FRB)が利上げ路線を見直したことで新興国からの資金流出は全体として落ち着きを取り戻しているが、景気低迷や政情混乱などの事情を抱える国の通貨は依然として弱含んでいる。

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