2019年7月18日(木)

米、5年以内に有人月面着陸 目標4年前倒し

2019/3/27 6:42
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【ワシントン=鳳山太成】トランプ米政権は26日、5年以内に月面に人を再び着陸させる新たな目標を発表した。これまでは2028年ごろを目指していたが、24年へと4年前倒しする。宇宙開発で台頭する中国に対抗する狙いだ。ただ月面着陸に必要な大型ロケットや宇宙船の開発が遅れており、実現に向けたハードルは高い。

トランプ大統領は米国人飛行士を再び月面に着陸させることに意欲を示す=ロイター

国家宇宙会議の議長を務めるペンス副大統領が南部アラバマ州で開いた同会議で表明した。同じく有人月面探査を目指す中国の技術発展に触れながら「20世紀に米国が月に到達した最初の国となったように、21世紀も月に飛行士を再び送る最初の国になる」と対抗意識を鮮明にした。

米航空宇宙局(NASA)は約半世紀ぶりに月面に飛行士を送るため大型ロケット「SLS」や宇宙船「オリオン」を開発している。ペンス氏はSLSの初号機打ち上げが21年に遅れることに失望を表明。「もっと開発を加速しなければいけない」と語り、計画の前倒しをNASAに指示したことを明らかにした。

必要に応じて民間企業のロケットなどを活用する方針を示したが、具体策には触れていない。旧ソ連に対抗するため莫大な国家予算をつぎ込んだ冷戦下の「アポロ計画」と異なり、伸び悩む現行予算で早期の有人探査は難しいとの見方がある。

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