2019年8月21日(水)

独シーメンス、ガスタービンで中国大手と提携

2019/3/27 4:07
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【フランクフルト=深尾幸生】独シーメンスは26日、中国国有電力大手の国家電力投資集団(SPIC)と戦略提携を結んだと発表した。中国国内でシーメンスがSPICに発電設備を供給する一方、SPIC傘下のタービン大手に大型ガスタービンの技術を供与する。不振のタービン事業を再編すると報じられているシーメンスは、最後の成長市場とされる中国での地盤を固める。

シーメンスのタービン事業は再編観測が流れる=ロイター

シーメンスのタービン事業は再編観測が流れる=ロイター

シーメンスとSPICは中国での発電設備調達網の構築を目指す。発電所のデジタル化や水素活用などの次世代技術プロジェクトで協力するほか、天然ガスから電気をつくる技術を世界規模で共同開発する。

今回の提携拡大でシーメンスは、SPIC傘下の中国聯合重型燃気輪機技術(UGTC)にタービン開発のための設計や試験などの技術を供与する。UGTCは最終的には国産の大型タービンを独自開発できることを目指す。

短期的にはSPICからの受注拡大が見込めるが、長期的には技術供与がシーメンスにとって新たな競争相手を生むおそれもある。

シーメンスのジョー・ケーザー社長は声明で「両社の目的は今回の発表の範囲を超える長期的な提携関係に発展させることだ」と述べた。

再生可能エネルギーの普及を受けて、火力発電で使う大型タービンの需要は低迷。限られたパイを奪い合い、価格競争が激しくなっている。シーメンスの2018年10~12月期のガス・火力部門の調整後EBITA(利払い・税引き・償却前利益)は前年同期の半分に落ち込んでいた。

シーメンスは不振のタービン事業について、他社との合弁化など含めた対策を検討していると報じられている。

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