メキシコ大統領「スペイン国王は謝罪を」、侵略5百年で

2019/3/27 3:13
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【メキシコシティ=丸山修一】メキシコのロペスオブラドール大統領は旧宗主国であるスペイン国王フェリペ6世とローマ法王フランシスコに対し、侵略から植民地時代における人権侵害などに謝罪するよう求める書簡を送った。ロペスオブラドール氏は「和解を進めるため」とするが、スペイン政府は反発しており、今後、両国関係の悪化も懸念される。

メキシコのロペスオブラドール大統領=ロイター

ロペスオブラドール氏は25日、500年前のエルナン・コルテス率いるスペイン人による征服行為やその後の植民地時代を通じて人権侵害などがあったと指摘。スペイン国王とローマ法王に書簡で、侵略から植民地時代にかけてのスペイン人の行為に関して「歴史的な見直しと謝罪を求めた」ことを明らかにした。

ロペスオブラドール氏の発言を受けてスペイン外務省は同日、「国王への書簡の内容が公開されたことは極めて遺憾だ」との声明を発表。「500年前のメキシコへの到達を現代の考え方で判断することはできない」とし、謝罪を断固として拒否する姿勢を示した。

今年はエルナン・コルテスによるメキシコ侵略が始まって500年の節目にあたる。現在もスペインとは投資や貿易を通じて経済的なつながりも深い。26日朝の定例会見でロペスオブラドール氏は「両国関係を悪化させるものではない」としたが、メキシコでは両国関係が悪化するのではないかとの懸念も広がっている。

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