2019年5月26日(日)

エーザイ、3日ぶり取引成立 時価総額3割減

2019/3/27 20:30
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26日の東京株式市場で、エーザイ株が3営業日ぶりに取引時間中に売買が成立した。21日に認知症の新薬候補「アデュカヌマブ」の臨床試験(治験)を中止すると発表したことによる失望売りが続き、時価総額は3日間で3割減少した。

25日までの2営業日は取引時間中に売買が成立せず、比例配分により制限値幅の下限(ストップ安水準)で取引を終えていた。26日の売買代金は674億円まで膨らみ、東証1部の3位となった。終値は前日比4%高の6293円だった。

アデュカヌマブは、米バイオ医薬大手バイオジェンと共同開発を進める3つの認知症新薬のうち1つ。既存薬と比べた症状の進行抑制を目指していが、最終段階の治験で得られたデータから主要評価項目の達成が難しいと判断した。

治験中止を受け、野村証券やUBS証券など投資判断・目標株価の引き下げも相次ぐ。野村証券は3段階で最上位から最下位まで下げ、目標株価も1万7000円から6000円に見直した。甲谷宗也氏は「同薬剤こそアルツハイマー病の最大の希望と考えていたため、大きなネガティブサプライズだ」と指摘する。

この日は目先の下げ止まりを見込んだ短期目線の買いが入ったものの、市場では「当面は売り買いが交錯する荒い展開になる」(松井証券の窪田朋一郎氏)との見方が出ていた。

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