2019年6月19日(水)

通販の服を駅ビルで試着、ヤマトが新サービス

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2019/3/26 15:39
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ヤマトホールディングス(HD)は26日、ネット通販の商品を駅ビルなどに取り寄せて試着できるサービスをアパレル企業と組んで始めた。ヤマトが洋服のリフォーム店へ商品を届け、消費者は試着後に(1)購入する(2)サイズ調整する(3)返品する――のどれかを選ぶ。

ネット通販の服を駅付近の洋服リフォーム店に取り寄せ試着できる

衣類のネット販売では試着せずに購入することを不安に思う人も多い。新サービスを顧客開拓につなげるとともに、商品の配送も効率化する。

「フィッティングステーション」と名付けて首都圏17カ所で始めた。三陽商会やワールド、国産衣料品の通販サイト「ファクトリエ」を運営するライフスタイルアクセント(熊本市)が参加し、4月以降にバーニーズジャパン(東京・渋谷)など2社も加わる。

利用者はアパレル企業の通販サイトで商品を選び、配送先として職場などの駅の近くにある洋服リフォーム店を指定する。商品の到着から3日間は好きな時間に試着が可能。送料は企業によって異なるが、自宅までの配送料と同水準という。裾上げなどサイズ直しの費用は別途必要になる。

ネット通販の商品を試着して購入したいと望む消費者は多い。2018年にJR大森駅(東京・大田)のアトレで実施した実験で、三陽商会では利用者の約7割が自社の通販サイトを使ったことがない人だった。スーツやジャケットは同じブランドを繰り返し購入する消費者も多い。「試着でサイズさえ確認できれば、ネットで継続して購入してもらえる」(ワールド)と期待している。

ヤマトがリフォーム店の試着室を借り、アパレル企業から使用料を得る。20年度に売上高3億円を目指す。

アパレル製品のネット通販ではサイズや試着してみた印象を理由にした返品が多く、再配達と同様に配送現場の負担になっている。「返品無料」をうたうサイトも多い。配達先を駅ビルなどに集約し、返品分もまとめて配送できれば、運送会社の負担を減らせる。

(宮嶋梓帆)

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