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就活生の9割が「ブラック企業」を意識 民間調査

企業選びで就活生の9割がブラック企業を意識した――。就職情報大手のディスコ(東京・文京)が26日に発表した調査で、こんな実態が明らかになった。ブラック企業かどうか調べた学生の9割が口コミサイトを活用するなど、就活の「新常識」となりつつある。

「ブラック企業」への学生の関心は高い

就活の企業選びで「ブラック企業を気にする」と答えた2020年卒の学生は91.1%。今春入社予定の19年卒に比べて5.5ポイント高く、警戒感がさらに高まっている。ブラック企業か調べた経験があるのは19年卒も20年卒も約8割だった。

調べた手段を複数回答で聞いたところ最も多かったのは「口コミサイト」だった。20年卒は89.3%で、2位の「就職情報サイトで企業情報を確認」(44.6%)の2倍だ。回答者からは「社員や元社員の実際の声が反映されているため残業時間や不満点がよくわかる」という声があった。

口コミサイトでの企業選びは、もはや常識となりつつある。転職者向けの企業情報口コミサイトを運営するヴォーカーズ(東京・渋谷)の19年卒の登録者は約23万人に上り、3年前の倍以上になった。民間就職希望の学生全体で約43万人だったため、半数以上が利用した計算だ。「半実名」の就活口コミサイトのワンキャリア(東京・渋谷)も上位校を中心に会員数を拡大している。

ディスコの武井房子上席研究員は「売り手市場という背景もあり、学生が早期から企業を絞り込む際に口コミサイトを活用している」とみる。退職した社員の理由から、自分に重ね合わせて考える学生もいるという。

就活を終えた19年卒の学生に「ブラック企業」を疑った企業の特徴を複数回答で聞いたところ「社員が疲れている」(46.8%)が最多だった。次いで「企業規模の割に大量採用」(41.2%)が入った。学生からは「総従業員数と採用人数がほとんど変わらない企業はブラックそうだと感じた」との声もあった。

調査は19年卒の学生と現在就活中の20年卒の学生を対象に、2月中旬にネット上で実施。それぞれ750人から回答を得た。

(小柳優太)

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