2019年9月22日(日)

クアルコム、AIスピーカーの待ち受け時間25倍に

2019/3/26 14:32
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日経クロステック

米クアルコムは、人工知能(AI)を搭載したスピーカー(スマートスピーカー)やサウンドバーなどに向けたSoC(システム・オン・チップ)「QCS400シリーズ」を発表した。既存製品の改良でなく、一から設計し直したという新製品は、大幅な高性能化や低電力化を図れたという。例えば、ボイスコマンドの待ち受け可能時間は従来比で25倍に延びたとする。

新チップセットを使ったスマートスピーカーの設計例(出所:クアルコム)

新チップセットを使ったスマートスピーカーの設計例(出所:クアルコム)

QCS400シリーズは4製品からなり、2つまたは4つのCPU(中央演算処理装置)コア(型番は未公開)を備える。4製品全てが2種類のDSP(デジタルシグナルプロセッサー)コアを集積する。1つはオーディオ処理用。もう1つがベクトル拡張した演算用DSPコアである。

さらに上位2製品は、ディスプレー付きのAIスピーカーやサウンドバーなどに向けてGPU(画像処理半導体)コアの「アドレノ306」を集積している。AI機能として「クアルコムAIエンジン」を備えており、これらのプロセッサーコアを使って音声認識などの推論処理を迅速に実行できるとする。

無線通信は、Wi-Fi(IEEE 802.11 a/b/g/n/ac対応、802.11axレディー)、Bluetooth 5.1、ZigBee(ジグビー)をサポートしている。4つのマイクロフォンを利用しての遠方音声の認識や、ノイズキャンセル、エコーキャンセルが可能という。

オーディオの高音質化などのために、Dolby Atmos(ドルビーアトモス)やDTS:X、DDFA(ダイレクト・デジタル・フィードバック・アンプリファー)、aptXといった技術に対応する。

新製品のQCS400シリーズの開発向けに、全体のカスタマイズ用の「オーディオ開発キット(ADK)」や、AIエンジン用の「スナップドラゴン・ニューラル・プロセッシング・エンジン(SNPE)ソフトウエア開発キット(SDK)」、さらにスマートスピーカーの開発キット・設計例として「クアルコム・スマートオーディオ・プラットフォーム400」などを用意する。

(ライター 大原雄介)

[日経 xTECH 2019年3月25日掲載]

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