2019年5月27日(月)

印物流企業に450億円 ソフトバンクGなど投資 ネット通販普及で需要拡大

南西ア・オセアニア
アジアBiz
2019/3/25 18:24
保存
共有
印刷
その他

【ムンバイ=早川麗】インドの物流スタートアップ、デリバリーはソフトバンクグループ(SBG)による10兆円規模の「ビジョン・ファンド」などから4億1300万ドル(約450億円)を調達したと発表した。ネット通販の普及で物流需要が拡大する中、配送拠点の増設などに投資する。これまでIT(情報技術)企業が中心だった同ファンドのインドでの投資先が広がってきた。

ビジョン・ファンドのほか、既存株主である米投資ファンドのカーライル・グループ、中国の投資会社の復星集団(フォースングループ)から調達した。個別の投資額は明らかにしていない。

2011年設立のデリバリーは、物流網が脆弱なインドで配送センターを次々と設けて事業を拡大してきた。インド国内1800都市以上で物流を手がけ、大企業500社を含む1万以上の顧客を抱える。配送センターの機械化を進めるなど効率的な物流の仕組みを整え、ネット通販企業との取引が多い。

同社のサヒル・バルア最高経営責任者(CEO)は「今回調達した資金を投じて、倉庫や輸送サービスの規模を拡大する」と述べた。配達可能地域を現状より3割強、増やす計画だ。

英ユーロモニターによると、インドのネット通販市場は18年に約342億ドルと15年の3倍近くになった。23年には850億ドルを超え、日本の全国百貨店売上高の1.5倍以上の規模になる見通しだ。これに伴い物流量も増加し、配達などの商機拡大が期待できる。

ビジョン・ファンドはこのほどムンバイに事務所を開設。インドのスタートアップ投資に一段と力を入れる構えだ。すでにモバイル決済最大手「Pay(ペイ)tm」の運営会社や新興格安ホテル運営会社OYO(オヨ)ホテルズなどに出資している。ネット通販大手のフリップカートにも出資していたが、米ウォルマートに売却した。

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報