人間の意識を機械へ移す 東大系スタートアップ始動

2019/3/25 16:49
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人間の意識を機械で認識することを狙い、東京大学教員らが設立したスタートアップが始動する。人工知能(AI)開発のMinD in a Device(東京・世田谷、中村翼代表)は25日、エンジェル投資家の鎌田富久氏らから資金調達したと発表した。まずは画像診断を活用した対処時に医師の経験と勘だけに頼らない対処法を機械がアドバイスできるようにする。

MinD in a Deviceの渡辺正峰技術顧問(左)、中村翼代表(中央)、社外取締役の鎌田富久氏

MinD社は東大准教授で脳神経科学専門の渡辺正峰氏が技術顧問として参加し、2018年12月に設立した。今回、鎌田氏や他の個人投資家などから3000万円を調達。資本金が3500万円になった。起業前後となる「シード」期での調達になる。

MinD社は次世代のAI開発を目指す。人間の左脳半球、右脳半球にそれぞれ該当する半導体を組み込んだ機械を開発する。人間の脳の記憶を機械に共有させて機械が意識できることを狙う。AI分野の第一人者である東大の松尾豊特任准教授も開発に協力する。

例えば脳梗塞の診断の場合、現在は磁気共鳴画像装置(MRI)の3次元画像や、CTスキャンの2次元画像を医師が見て診断方法を考える。

次世代AIならば画像データを基にした診断方法の提案ができ、医師の治療を手助けできる。数年後の開発を目指す。

20年後をメドに、人間の意識を完全に機械に移植して、機械の中で生き続けられることを目指すとしている。

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