2019年6月19日(水)

新元号考案を正式委嘱 官房長官 国文学者にも

「令和」新時代
経済
政治
2019/3/24 19:42
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菅義偉官房長官は24日、4月1日に公表する新元号について「考案者に3月14日、正式に委嘱した」と明らかにした。那覇市内で記者団に語った。中国古典(漢籍)に詳しい漢文学者だけでなく、国文学や日本史学の専門家にも委嘱したとみられる。新元号の公表まで1週間に迫り、選定手続きは詰めの段階を迎えている。

菅氏は準備状況について「平成改元時を踏襲し、手続きを進めている」と説明した。政府の元号選定手続きの要領は、首相が「高い識見を有する者」を若干名選んで考案を委嘱し、それぞれ2~5の候補名の提出を求める、と定めている。考案者は候補名の意味や出典などの説明も示す。

政府は参院予算委員会で委嘱先について「国文学、漢文学、日本史学、東洋史学などについて学識を有する方」と説明している。考案者の名前は新元号の公表後も当面は明らかにしない方針だ。

前回1989年1月7日の「平成」への改元は昭和天皇の崩御に伴うもので、専門家への委嘱は崩御当日だった。今回は天皇陛下の退位に伴う改元で退位日も今年4月30日と決まっており、元号を決める4月1日より前に委嘱しても問題ないと判断した。専門家は委嘱を受けて候補名を政府に提出するまでの時間を確保しやすくなる。

元号には(1)国民の理想としてふさわしい良い意味を持つ(2)漢字2字(3)読み書きしやすい(4)過去の元号などで使われていない(5)これまで用いられていない(6)俗用されていない――などの選定基準がある。

政府は週内に正副官房長官や内閣法制局長官らで構成する「元号選定手続検討会議」を開き、準備を加速する。同会議では新元号を話し合う有識者懇談会の委員などを決める。事前取材が殺到しないよう委員は当日まで公表は控える。

菅氏が公表日までに3案程度の原案をまとめ、有識者懇談会や衆参両院の正副議長らの意見を聞いたうえで全閣僚会議で協議する。臨時閣議で新元号を定めた政令を決定し、菅氏が新元号を墨書した額を掲げて公表する方向だ。

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