/

「海の幸」緞帳、修復公開 佐賀大、仕上げ体験も

佐賀大芸術地域デザイン学部は24日、福岡県久留米市の市民会館で長年使われ、同市出身の洋画家、青木繁(1882~1911年)の代表作「海の幸」を模した緞帳(どんちょう)の一部の修復作業を一般公開した。会館の解体に伴い廃棄を惜しんだ遺族の意向を受け2017年12月から修復を続け、仕上げ作業を体験してもらおうと企画した。今月31日まで。

修復作業が一般公開された、洋画家の青木繁の代表作「海の幸」を模した緞帳の一部(24日、佐賀市)=共同

市民会館は1969年に開館し、もりを持って歩く漁師の一群が描かれた、縦7.4メートル、横19.5メートルの緞帳が設置された。老朽化で17年に解体が始まる際に、青木の孫で東京で料理店を経営する松永洋子さん(74)らが、祖母に当たる故福田たねさんがモデルとされる人物を中心に縦3.1メートル、横5.6メートルに切り取り、同学部の石井美恵准教授と学生らに託した。

緞帳の一部に布を縫い付ける明善高校の生徒(24日、佐賀市)=共同

会場の佐賀大美術館には、青木の母校の後継校、福岡県立明善高校の美術部員や市民らが訪れ、ほつれが残る縁部分に布を縫い付けた。明善高校2年の光安郁恵さん(17)は「青木は身近な存在。針を通すのが大変だったが、修復に貢献できてうれしい」。松永さんも「きれいにしていただいたので多くの人に見てもらいたい」と笑顔を見せ、今後展示場所などを検討するとした。〔共同〕

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

新着

注目

ビジネス

暮らし

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン