2019年4月22日(月)

大阪市長選が告示 「維新・反維新」一騎打ちに

統一地方選2019
関西
社会
2019/3/24 18:50
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大阪市長選が24日告示され、自民党や公明党府本部などが推薦する元市議、柳本顕氏(45)と、大阪維新の会代表で前大阪府知事の松井一郎氏(55)の新人2人による選挙戦の火蓋が切られた。府知事選(21日告示)と同じく「維新対反維新」の一騎打ちの構図となった。

街頭演説を聞く有権者ら(24日午前、大阪市中央区)

大阪市長選が告示され、支持を訴える柳本顕氏(右)と大阪府知事選候補の小西禎一氏(24日、大阪市中央区)

支持を訴える松井一郎氏(左)と大阪府知事選候補の吉村洋文氏(24日、大阪市中央区)

市を廃止して特別区に再編し、府に司令塔を一本化する「大阪都構想」の是非が最大の争点。知事選、府市議会選(29日告示)と併せ、4つの選挙が4月7日に投開票される。

柳本氏は中央区の事務所で開かれた出陣式にスーツ姿で登場。「市を特別区に分割すればコストもかかる。子供や教育に予算を使うべきだ」などと維新の掲げる都構想を批判し「(議論に)終止符を打つビッグチャンスだ」と呼び掛けた。

自民の甘利明選挙対策委員長や公明府本部の幹部が列席し、組織を挙げて選挙戦に臨む。甘利氏は今夏の参院選の自民公認候補予定だった柳本氏の出馬辞退に触れ「エースを泣く泣く手放した。死に物狂いで勝利を」と陣営を引き締めた。

立憲民主党と共産党も柳本氏を自主的に支援し国民民主党は府連支持を決めた。24日午後の街頭演説では立民の国会議員のほか、元官房長官で国民民主の平野博文衆院議員もマイクを握り「維新は野合と批判するが、都構想反対の政党が市民に訴えるため結集した」と理解を求めた。

柳本氏は知事選候補の元府副知事、小西禎一氏(64)とともに選挙戦を展開する見通し。14日に及ぶダブル選期間中、2人の知名度をいかに高められるかが焦点になる。

一方、松井氏は南海難波駅前で約300人を前に第一声を上げた。「10年前の大阪と比べてほしい。府市一体で成長戦略を実行し経済も良くなった」と、橋下徹元市長時代も含めた府市協働の実績を力説。都構想の必要性を重ねて訴えた。

府市で協力して取り組んだ2025年国際博覧会(大阪・関西万博)の誘致成功をアピールしつつ、会場予定地の夢洲(同市此花区)にカジノを含む統合型リゾート(IR)を呼び込みベイエリアを活性化すると説明。「東京だけでなく上海やシンガポールと切磋琢磨(せっさたくま)できる大阪を目指す」と強調した。

維新政調会長で知事選候補の吉村洋文前市長(43)も登壇。松井、吉村両氏は「セットでお願いします」と繰り返し、ダブル選の完勝に執念を見せた。

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