2019年8月21日(水)

トルコ中銀が金融引き締め策、リラ急落で

2019/3/23 19:41
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【イスタンブール=佐野彰洋】トルコ中央銀行は22日、同日の通貨リラ急落を受けた金融引き締め策を発表した。主要な政策金利である1週間物レポ金利(年24%)を使った市中銀行への資金供給を停止。今後は別の政策金利である翌日物貸出金利(25.5%)や後期流動性貸出金利(27%)に切り替える。停止期間は明らかにしていない。

中銀は高金利を嫌うエルドアン大統領の圧力下にある。使用する政策金利を切り替えることで利上げに近い効果を狙ったとみられるが、政策の透明性に欠け、発表後もリラは下げ止まらなかった。

中銀は金融政策の枠組みを簡素化するため、2018年6月に1週間物レポ金利の使用を再開したばかりだった。

22日の外国為替市場で、リラは対ドルで一時1ドル=5.8リラ程度と前日比5%あまり急落した。中銀の統計で個人や企業がリラを売ってドルを買う動きを加速させたことが明らかになり、リラの先安観が強まった。

主要輸出先であるドイツの景気先行きへの懸念も再燃したほか、トランプ米大統領がイスラエルが占領中のゴラン高原について同国の主権を認めると表明し、エルドアン氏が反発したこともリラ売り材料となった。

トルコでは18年夏に米国との政治対立からリラが急落する「トルコショック」が起きた。18年の対ドル下落率は約3割に達し、物価高と消費や投資の低迷で経済はマイナス成長に陥っている。

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