めぐみさん母校で帰国訴え 拉致問題、横田さん講演
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(失踪当時13)の母、早紀江さん(83)が23日、めぐみさんの母校・東京都品川区立大井第一小で講演し「めぐみが(飛行機の)タラップを下りるまで頑張り続ける」と、帰国実現への思いを語った。

早紀江さんは、拉致問題に明確な進展がなかった2月末の米朝首脳会談に触れ「トランプ大統領が2回も会談をしても、非常に難しい」と指摘。「(拉致問題を)きちんとすれば、あなたの国も平和になると、トップの人に伝えないといけない大事な状況になっている」と訴えた。
めぐみさんが幼稚園や同小に通った東京での生活を、写真を交えて紹介し「普通の家族に突然起きたのが拉致。どん底にたたき落とされた」と話した。
めぐみさんは1971年に同小に入学した。翌年に広島市の小学校へ転校し、6年生の時に新潟市に引っ越した。大井第一小ではめぐみさんの写真展が開催され、24日まで一般公開している。〔共同〕