硫黄島で日米合同の慰霊式 「悲惨な戦い繰り返さず」

2019/3/23 17:30
保存
共有
印刷
その他

日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式で、献花する硫黄島協会の寺本鉄朗会長(手前)と根本匠厚生労働相(手前から4人目)ら(23日午前、東京都小笠原村の硫黄島)=代表撮影

日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式で、献花する硫黄島協会の寺本鉄朗会長(手前)と根本匠厚生労働相(手前から4人目)ら(23日午前、東京都小笠原村の硫黄島)=代表撮影

太平洋戦争末期の激戦地・硫黄島(東京都小笠原村)で23日、20回目となる日米合同の慰霊式が行われた。両国の遺族や政府関係者ら約300人が参列。日本側の遺族でつくる硫黄島協会の寺本鉄朗会長は「悲惨な戦いを繰り返さないよう後世に語り継ぐ責任と義務がある」と誓った。

硫黄島での戦没者は日米で計約2万9千人。日本兵の死者約2万1900人のうち約1万1500人の遺骨が未収容となっている。硫黄島で戦死した栗林忠道中将の孫の新藤義孝元総務相は「全員の遺骨が故郷に帰れるよう、遺骨収集活動を続けていく」と強調した。

日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式で、献花する米国退役軍人代表者ら(23日午前、東京都小笠原村の硫黄島)=代表撮影

日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式で、献花する米国退役軍人代表者ら(23日午前、東京都小笠原村の硫黄島)=代表撮影

米海兵隊トップのネラー司令官は「ここに集うのはかつての敵同士だった日米の友好を発展させるためだ。日米同盟は世界中の希望の指針だ」と指摘した。

根本匠厚生労働相や阿部俊子外務副大臣らも参列。日本側は旧日本軍の将兵を祭る「天山慰霊碑」の前でも追悼式を開催した。

慰霊式は戦後50年の1995年に両国の友好親善を目的に始まった。旧日本軍は45年2月に硫黄島に上陸した米軍に対し、約1カ月にわたって徹底抗戦を続けた。〔共同〕

電子版の記事が今なら2カ月無料

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]