対北朝鮮追加制裁「撤回を指示」、トランプ氏

2019/3/23 5:01
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【ワシントン=永沢毅】トランプ米大統領は22日、米財務省が公表した北朝鮮への追加制裁について「取り下げるようにきょう指示した」とツイッターで明らかにした。財務省は21日に中国の海運企業2社への制裁を発表したが、トランプ氏が言及した追加制裁が何を指すのかは不明確だ。米政府当局がいったん決めた措置を大統領が覆すよう命じるのは異例だ。

トランプ大統領は対北朝鮮制裁の撤回を命じた(22日、写真はAP)

トランプ氏は「米財務省はすでにある対北朝鮮制裁に大きな追加制裁を加えるときょう(22日)発表した」とツイート。財務省は22日に制裁措置を発表しておらず、21日の公表分と誤解している可能性がある。ただ、サンダース大統領報道官は「トランプ大統領は北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長を好ましく思っており、これらの制裁は不要だと考えている」と声明で表明した。

財務省は北朝鮮による国連安全保障理事会の制裁逃れを支援したとの理由で中国の海運企業2社を制裁対象に加えたと21日に発表していた。ボルトン大統領補佐官はこの制裁について「海運産業は北朝鮮の違法な行為を止めるためにもっと踏み込まないといけない」と賛辞を送っている。

2月末の米朝首脳会談が物別れに終わり、非核化交渉の再開のめどは立っていない。トランプ氏は北朝鮮に配慮を示すことで金正恩氏に秋波を送る狙いがありそうだ。

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