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EUにブレグジット疲れ 英に「次の一手」明示要求

【ブリュッセル=森本学】英国の欧州連合(EU)からの離脱延期を決めたEU首脳会議が22日、閉幕した。3月29日の「合意なき離脱」をひとまず回避した形だが、「EU全体にブレグジット(英EU離脱)疲れが広がっている」(アイルランドのバラッカー首相)状況だ。ドイツのメルケル首相が「英国はどんな道を進んでいきたいのか明らかにする必要がある」と訴えたように、EU側は英国の「次の一手」の明示を求めている。

首脳会議ではメイ英首相の要請した6月末までの離脱案をEUが却下。その代わりに、3月29日の離脱予定日を短期延長し、英国に4月12日までに離脱方針を決めるよう迫った。

「4月12日までは何でもできる」。合意なき離脱、長期延長、ソフトブレグジットへの転換、離脱の取り消し――。トゥスクEU大統領は「英国の運命は英国人たちの手中にある」と英側の責任ある判断を呼び掛けた。

一方、英国では与党内のメイ首相への反対勢力が批判を強めている。保守党の強硬離脱派、ジェンキンス議員は22日、「メイ首相がEUとまとめた離脱案を承認しないと離脱できなくなるという脅し戦略だ。首相は議員の話も国民の話も聞かない」とツイートした。

メイ政権に閣外協力する民主統一党(DUP)は「メイ首相のEUへの提案の失敗は明らかに分断や議論を招き、残念で許せないものだ」と強く批判。強硬離脱派やDUPは過去2回の英議会採決でメイ首相が提示した離脱案に反対しており、週明けの3度目の採決で一転して可決させるのは難しい情勢だ。

最大野党・労働党のコービン党首は「EU側でもメイ首相を支持する人はいない」と指摘。労働党は週明けの英議会に、英国の離脱方針を決める主導権を英議会が握れるように見直す動議を提出する方針だ。

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