民放連 AMラジオ、FM転換を要請

2019/3/22 21:31
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日本民間放送連盟(民放連)はラジオのAM放送をFM放送に転換できるよう総務省に関連制度の改正を求める。AM放送は聴取率の低下で広告収入が低迷している。AM放送に比べ運営が低コストで、建物が密集している場所でも受信しやすいFM放送への転換を促すことで、ラジオ局の経営改善につなげる。

27日に開かれる同省の有識者会議で民放連が表明する。災害対策としてAMラジオ番組をFM周波数で流すFM補完放送(ワイドFM)に、現状のAM放送を一本化できるように求める。民放連によると、2028年までの制度改正を求めるという。

国内に民間AMラジオ局は47社ある。各社とも広告収入が低迷する中、AMとFM双方の放送を続けるコストは重く、制度改正が実現すれば大半のラジオ局でAMからFMへの一本化が進みそうだ。

ただワイドFMを聴くためには対応受信機を持つラジオが必要で、旧来型のラジオは買い替えが必要になる。またFMはAMに比べ電波が遠くまで届かない。都市部と異なり、面積の広い北海道や九州の離島などでは多くの中継局の整備が必要で、FMへの転換は難しいとみられる。このため民放連は従来通りAM放送とFM放送の併用も認めるよう要請する方針だ。

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