長野県、伝統的工芸品に打ち上げ花火など3件指定
長野県は22日、県花火組合が生産する手作り打ち上げ花火など3件を伝統的工芸品として指定した。県指定の伝統的工芸品は5年ぶり。県では江戸時代から祭事などで花火が生産されており、独自の技術を確立してきた。打ち上げ花火の生産数は全国トップクラス。全国的に有名な諏訪湖の花火大会などでも使用している。今回の指定でさらなる生産振興を図る。
このほか、県建具協同組合の信州組子細工も指定した。くぎを使わず手作業で木片をつなぎ合わせる木工細工で、障子やふすまなどに使われる。
飯山市で生産される小沼箒(ほうき)も指定した。明治初期から豪雪地帯の冬季の副業として生産されてきた。