2019年7月23日(火)

航空電子と東大、IoT関連技術を共同研究

2019/3/22 18:56
保存
共有
印刷
その他

コネクター部品の日本航空電子工業と東京大学生産技術研究所は22日、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」技術の開発で連携協定を結んだと発表した。通信端末に搭載する超小型コネクターやウエアラブル機器向けのフレキシブル部品、自動運転に向けた信号処理技術などに取り組む計画だ。専門人材の育成も進める。

東大との連携で自社の技術を高度化する(衣服に取り付けるコネクター部品の試作品)

日本航空電子工業の小野原勉社長(右)と東京大学生産技術研究所の岸利治所長

日本航空電子工業は4月から3年間、社員3人を東京大学生産技術研究所へ派遣する。まずは3テーマを大学と共同で研究する。先端的な知見を取り入れ、高速通信規格「5G」などに対応した新製品の開発につなげる。運営資金として1億円を提供し、成果に応じて追加の出資も考える。

具体的なテーマは(1)超小型コネクター(2)ウエアラブル関連技術(3)ADAS(先進運転支援システム)向けヒューマン・マシン・インターフェース(HMI)――などを想定している。

超小型コネクターは次世代スマートフォン(スマホ)向けを視野に入れる。既存の生産技術では実現できない小型・薄型部品の実現を目指す。

ウエアラブル関連技術では人体に合う柔軟性を持ち、少ない消費電力で稼働するデバイスが目標だ。フィルム型で変形可能なコネクター部品などを見込む。

ADAS向けHMIでは、人が意識しなくても直感的に車載情報システムなどを操作できるセンサーの開発を目指す。利用者の操作に加え、生体信号も使って人と車をつなぐ仕組みだ。

タッチパネルや非接触のセンサー部品、ウエアラブルセンサーなどを活用する。自動車のように高い安全性や耐久性が求められる環境でも使えるようにして、将来は自動運転システムへの応用を視野に入れている。

2~3年で一定の成果を出すことが目標。研究の進捗状況に応じてテーマは柔軟に変更、追加していく。日本航空電子工業の小野原勉社長は「東京大学生産技術研究所の最先端研究には以前から注目していた。中長期的な研究を将来の成長につなげたい」と語った。

(佐藤雅哉)

保存
共有
印刷
その他

関連企業・業界 日経会社情報DIGITAL

電子版トップ



[PR]

日本経済新聞社の関連サイト

日経IDの関連サイト

日本経済新聞 関連情報

新しい日経電子版のお知らせ

より使いやすく、よりビジュアルに!日経電子版はデザインやページ構成を全面的に見直します。まず新たなトップページをご覧いただけます。

※もとの電子版にもすぐ戻れます。