2019年6月19日(水)

マレーシア物価、2カ月連続で下落

東南アジア
2019/3/22 14:19
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【シンガポール=中野貴司】マレーシア政府が22日発表した2月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.4%下落した。下落は2カ月連続で、ガソリンなど広範な品目で価格上昇の鈍化が鮮明になった。2カ月以上続けて下落するのは2009年以来となる。

マレーシアの物価は2カ月連続で下落した(クアラルンプール中心部)

2月は政府の燃料価格の抑制策によってガソリンなど交通関連価格が6.8%下落したほか、衣服・靴や通信費、医療費なども前年同月に比べ下がった。CPIに占める割合の大きい食品・非アルコール飲料の上昇率も1%にとどまった。

政府は「マレーシア経済は5%近い成長を続けている。世界的な金融危機の影響で需要が減り、景気が悪化した09年とは状況が異なる」と強調する。ただ、貿易量が多い中国経済の減速で成長率が今後伸び悩めば、デフレに陥る懸念が出てくる。

フィリピンやインドネシアなど他の東南アジアの国でも、低インフレの傾向が目立っている。物価上昇率の鈍化で、アジアの中央銀行が利上げに動く必要性は薄れている。

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