2019年5月24日(金)

ベネズエラ野党幹部、治安部隊が拘束 米は解放要求

中南米
2019/3/22 3:53
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【ワシントン=外山尚之】ベネズエラの野党指導者グアイド国会議長は21日、野党陣営幹部がマドゥロ政権の治安部隊に身柄を拘束されたと発表した。マドゥロ大統領と暫定大統領への就任を宣言したグアイド氏がそれぞれ自らの正統性を主張し膠着状態が続く中、足元でマドゥロ政権は強権的な姿勢を強めている。米国は即時解放を要求しており、緊張感が高まっている。

21日、カラカスで記者会見を開くベネズエラのグアイド国会議長(中央)=ロイター

21日未明、グアイド氏の事務所のトップである弁護士と国会議員が情報機関の職員に身柄を拘束された。グアイド氏は記者会見を開き、「暫定大統領である私を逮捕できないため、近い人間を探していた」と非難した。

グアイド氏の後ろ盾となっている米トランプ政権幹部は今回の身柄拘束に強く反発する。ポンペオ米国務長官はマドゥロ政権を非難した上で、即時解放を要求。ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は「マドゥロは大きな過ちを犯した」とツイッターに投稿。トランプ大統領の「我々はまだ最も厳しい制裁を科していない」という発言を引用し、追加制裁の発動を示唆した。

国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)は21日、今回の事態を受け、「深く憂慮している」という声明を発表した。OHCHRは20日、マドゥロ政権が治安機関や民兵を使い、国民に対する殺害や拷問などの弾圧を加えていると指摘する報告書を公表したばかりだった。

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