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墜落したエチオピア機の操縦士、模擬訓練受けず 米報道

【イスタンブール=佐野彰洋】米ボーイングの小型旅客機「737MAX」の墜落事故で、米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は20日、エチオピア航空がフライトシミュレーターを保有していながら、死亡した操縦士に模擬訓練を受けさせていなかったと報じた。エチオピア航空の運航体制に近い人物から取材したとしているが、同社は訓練に問題はなかったと反論している。

エチオピア航空は1月、世界の大半の航空会社に先駆けてボーイングから737MAXのフライトシミュレーターを受領していた。ただ、10日の事故で死亡した操縦士が6カ月ごとの定期訓練を最後に受けたのは受領前の昨年9月下旬から10月上旬だったという。

エチオピア航空は21日、ツイッター上で報道への「失望」を表明した。従来機種の「737NG」の飛行経験がある同社の操縦士が737MAXを操縦するにあたり「ボーイングが推奨し、米連邦航空局(FAA)が承認した訓練を完了していた」と説明した。

737MAXは昨年10月のインドネシアに続き、10日にはエチオピアで墜落。現場から回収したブラックボックスの分析にあたったフランス航空事故調査局(BEA)は18日、「インドネシアの事故との明確な類似点が報告された」と発表した。原因が単純な人為ミスではなく、機体やシステムの何らかの不具合だった可能性がある。

インドネシアの墜落事故では機体を自動制御する「MCAS」と呼ぶシステムに用いるセンサーのデータに誤りがあり、システムが誤作動を起こした可能性が指摘されている。エチオピア航空は「737MAXのフライトシミュレーターはMCASの問題を模擬するようには設計されていない」としている。

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