2019年8月20日(火)

習主席を国際刑事裁に告発 比元外相ら

2019/3/21 21:00
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【マニラ=遠藤淳】フィリピンのアルベルト・デルロサリオ元外相らが中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席を国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ、ICC)に告発したことが21日、分かった。中国が南シナ海の島や岩礁を埋め立てて環境を破壊し、周辺国に深刻な影響を与えていることが「人道に対する罪」にあたるとしている。

習主席を国際刑事裁判所に告発したデルロサリオ比元外相(2015年)=ロイター

デルロサリオ氏は、南シナ海での領有権争いを巡って中国と激しく対立したアキノ前政権で外相を務めた。退任後も、ドゥテルテ政権が中国寄りの外交を進めるなか、中国による同海での軍事拠点化の動きを批判してきた。フィリピンは17日にICCから脱退したが、15日にベンスダ主任検察官あてに告発状を提出したという。

告発状では、中国が南シナ海で「大規模で半永久的な環境破壊」を進めていると指摘。関係国の漁師だけでなく、現在、将来の世代に不利益を与えると訴えた。また、同海から他の国を排除し、食料・エネルギーの安全保障を著しく損なったとした。

告発の対象としたのは習氏のほか、王毅外相、趙鑑華・駐フィリピン大使の3人。告発したのはデルロサリオ氏と元行政監察官のコンチータ・モラレス氏の2人。

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