袴田さん恩赦、地検に出願 再収監阻止狙い免除求める

2019/3/21 18:15
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静岡県で1966年、一家4人が殺害された強盗殺人事件で死刑が確定した元プロボクサー袴田巌さん(83)の姉秀子さん(86)と弁護団が21日までに、刑の執行免除を求め静岡地検に恩赦を出願した。弁護団の小川秀世事務局長によると、出願は袴田さんの再収監を阻止するためで、恩赦が実施されても再審請求は続ける。

恩赦願書と併せて提出した理由書では、誤判の可能性が高いと指摘。健康状態や死刑確定後に45年以上拘置されたことによる精神的な負担も挙げた。「恩赦の恩典を受けることでの改善が望まれる」としている。

出願後、静岡県庁で記者会見した秀子さんは「(恩赦の実施に)大いに期待している」と語った。浜松市で一緒に暮らす袴田さんの近況を「多少表情は明るくなったが、基本的には拘置所にいた頃と変わらない」と説明した。

弁護団は、5月1日の皇位継承に伴い恩赦が実施される可能性もあるとみている。地検は中央更生保護審査会に上申し、同審査会が恩赦に相当するかどうかを審査する。

袴田さんは2014年3月、静岡地裁が再審開始決定を出して約48年ぶりに釈放された。昨年6月、東京高裁が決定を取り消したが、死刑と拘置の執行停止は維持。弁護側が最高裁に特別抗告している。

〔共同〕

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