前国連事務総長、大気汚染対策委トップに 韓国

2019/3/21 17:40
保存
共有
印刷
その他

【ソウル=山田健一】韓国の潘基文(バン・キムン)前国連事務総長は21日、韓国大統領府で記者会見し、文在寅(ムン・ジェイン)政権が大気汚染問題の解決のために近く立ち上げる委員会のトップに就くと表明した。文政権は、世界最悪水準の韓国の大気汚染を、原因の一端を担う中国と共に解決したい考えだが、中国は同意していない。外交経験の豊富な潘氏を起用し、事態の進展を目指す。

21日、韓国大統領府で文在寅大統領と握手する潘基文前国連事務総長(左)=韓国大統領府提供

潘氏は21日に文氏らと面会し、対策委員会のトップ就任の要請を受諾した。潘氏は「韓国政府は微小粒子状物質『PM2.5』を国家災難と認定している。強い覚悟をもってPM2.5をめぐる戦争にのぞむ」と意欲を示した。

外務官僚出身の潘氏は革新系の金大中、盧武鉉の両大統領のもとで活躍し、国連事務総長を務めた後、2017年の韓国大統領選で保守系から出馬を模索した。同氏は出馬を見送ったものの革新系から強い批判を受けた経緯があり、難題に取り組むことで信頼回復を図りたい思惑も透ける。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]