10連休窓口開けます 首都圏自治体、改元で婚姻届増?
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2019/3/22 12:00
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皇位継承に伴う4月27日からの10連休まで、あと約1カ月。首都圏では期間中、臨時で役所の窓口や保育所、医療機関などを開ける自治体が相次ぐ。5月1日の改元に合わせて婚姻届を出すカップルが増えることを想定し、通常より職員を増やす自治体もある。連休でも必要な公共サービスを提供し、住民生活への支障を最小限に抑えることを目指す。

「大型連休中に区役所を臨時開庁します」。東京都杉並区は5月1、6日に区役所の窓口を開き、転出入届や印鑑登録の受付、住民票発行などをする。「例年、連休中に引っ越しをする人が多い」(担当者)ことに配慮した。また区民事務所の土曜開庁日に当たる4月27日は、6カ所の同事務所で通常通り窓口業務をする。1日当たり約50人の職員が業務にあたる。

住民の中には連休前に必要な手続きを済ませようと考える人も少なくない。同港区は4月25、26日、通常午後5時に閉める総合支所の窓口を午後7時まで延長。駆け込みでの届けに対応する。

東京・台東区も連休中に一部窓口を開き、手続きできるようにする

東京・台東区も連休中に一部窓口を開き、手続きできるようにする

転出入届と並んで自治体担当者が気をもむのが、5月1日の婚姻届だ。「元日早々、カップルが列をなして戸惑った」。あるベテラン区職員が振り返るように、2000年1月1日には「新しいミレニアム(千年紀)のスタートに合わせて婚姻届を出したい」と考えたカップルが多く、自治体は対応に追われた。5月1日も新元号初日で、通常より多く婚姻届の提出が見込まれる。

港区は4月30日の深夜から5月1日の早朝にかけ、通常1人の夜間窓口の担当を3人程度に増強。神奈川県愛川町は1日に臨時で役場を開庁する。

一方、サービス業を中心に仕事を休めない人も多い。保育所が休園になると子どもを預けられず、仕事に支障が出ることを懸念する声もある。

さいたま市は市内6カ所の保育所で、4月28日~5月6日に休日保育を予定する。認可保育所や認定こども園などに通う子どもが対象で、1日約2000円で利用できる。市保育課は「ニーズを踏まえて拡充なども検討したい」としている。川崎市も同様に休日保育をする。

埼玉県立小児医療センターは連休中の診療日を告知している(さいたま市)

埼玉県立小児医療センターは連休中の診療日を告知している(さいたま市)

急な体調の変化も、長い休みだけに心配になる。多くの自治体では夜間・休日の診療施設や当番医で急患に対応する予定だ。埼玉県はさらに、がんセンターや小児医療センターなど県立4病院で2~3日の診療日を設け、高度医療を提供する。薬も受け取れるよう、調剤薬局とも連携する。

飲食店や中小規模の小売店にとり、生鮮食品の流通も気がかりだ。東京都は豊洲、大田など水産・青果を取り扱う中央卸売市場で3~4日間の臨時開市日を設け、新鮮な食材を仕入れられるようにする。担当者は「3日連続で休むことがないようにし、飲食店や小売店への影響を最小限にする」と強調する。

各自治体は改元に伴うシステムの変更を含め、準備を進めている。大きなトラブルが起きないためには、住民も必要な手続きを連休前に済ませるなどの対応が欠かせない。(亀真奈文)

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