JR東日本、野辺山駅を省エネモデル駅に

JR東日本長野支社(長野市)は小海線野辺山駅を様々な環境保全技術を採り入れるモデル駅として整備する。待合室の断熱化、壁面から放出される熱で待合室を暖める壁材の導入、太陽光発電設備の設置などで2021年度の二酸化炭素排出量を約3トン(16年度排出量の47%)削減する。19年4月に着工し、20年1月に使用を始める予定。
野辺山駅はJR線で最も標高が高い位置にあり、年間気温の寒暖差が大きい。この特徴を生かしてJR東日本の駅では初めて、年間の1次エネルギー消費量の収支ゼロを目指すZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)化を図る。コンコースの天井をフラッシュ機能で撮影すると星空が写るなど工夫も凝らす。