2019年6月25日(火)

オッポ、「10倍ハイブリッドズーム」スマホ日本投入へ

2019/3/20 17:00
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オッポジャパンの鄧宇辰社長(撮影:山口健太)

オッポジャパンの鄧宇辰社長(撮影:山口健太)

中国のスマートフォン(スマホ)大手OPPO(オッポ)の日本法人オッポジャパンは、2019年2月に開かれた世界最大の携帯関連見本市「MWC19バルセロナ」で発表したカメラ技術「10倍ハイブリッドズーム」の詳細や、日本市場での事業展開について、3月18日に説明した。

オッポジャパンの鄧宇辰(トウ・ウシン)社長は日本市場について、「18年は1年で7つの新製品をリリースした。19年は分離プランや(次世代通信規格)『5G』時代の到来により、急激な変化があるだろう」と語った。

端末と回線の分離プランへの取り組みについて、鄧社長は「業界に変化が起こる中で、いかにしてOPPOがブランドを打ち立て、OPPOの強みは何なのか伝えていくことが重要だと考えている」話した。

リアに3眼カメラを搭載(撮影:山口健太)

リアに3眼カメラを搭載(撮影:山口健太)

日本の消費者に向けた19年のコミットメントとして次の4つを挙げた。「10倍ハイブリッドズームスマホの投入」「より日本に適した方法でのコミュニケーション」「FeliCa(フェリカ)・防水対応スマホの投入」「(OPPOが新たに発表した)Renoシリーズの投入」である。アフターサービスの強化や販路拡大にも引き続き取り組むとした。

5Gへの取り組みについても説明した。中国OPPOの標準化担当ディレクター兼OPPO標準化リサーチセンター責任者の唐海(ヘンリー・タン)氏は「5Gにより、あらゆるものがつながる時代が到来する。OPPOは期待を上回る体験を提供する」と述べた。

5Gの具体的な活用例として、3次元仮想現実(VR)プロジェクションによるビデオ通話や拡張現実(AR)ショッピング、360度のライブ配信、遠隔地とのセルフィー(自撮り)などを挙げた。クラウドゲームにも取り組んでおり、「最先端の開発者とのパートナーシップにより、高いスループットと低いレイテンシーを生かしたゲーム体験を提供したい」と語った。

OPPOは5Gの取り組みについて、標準化団体の3GPPに2000以上のドキュメントを提供し、1000以上の特許を保有していると話す。18年8月には5Gのデータ接続、10月には5Gスマホによるインターネット接続を実現。12月には「Find X」をベースとした5Gスマホの試作機を、19年2月のMWC19では世界初をうたう5G対応スマホを披露した。

日本市場での5G対応は、「各キャリア(携帯電話事業者)が5Gの周波数の分配を待っている状況で、OPPOがいつ対応するか具体的には言えない。グローバルでは5G対応の準備はできている」(鄧社長)、「日本のNTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクを含め、世界の大手事業者と標準化で協力している」(唐氏)と説明した。

■10倍ハイブリッドズーム、第2四半期に投入へ

超広角レンズ(左)と10倍ハイブリッドズーム(右)の比較(撮影:山口健太)

超広角レンズ(左)と10倍ハイブリッドズーム(右)の比較(撮影:山口健太)

スマホカメラで「10倍ハイブリッドズーム」を実現する技術について、OPPO映像プロジェクトマネージャーの李龍佳(リ・リュウカ)氏が説明した。「ハードとソフトの組み合わせにより、プロ写真家のような撮影体験を一般の人でも楽しめるよう、簡単でスマートな方法として提供したい」と狙いを語った。

具体的にはリアに3眼カメラとして4800万画素のメインカメラ、120度の超広角カメラ、望遠カメラを搭載。焦点距離35mm換算で16mm~160mmの10倍ハイブリッドズームを実現したという。

カメラモジュールにはペリスコープ(屈曲光学)構造を採用した。特殊な光学プリズムによって直列に置いていたレンズを横向きに配置することで厚みを削った。既に量産体制は整ったとしており、19年の第2四半期に発表するスマホ製品にこの技術を組み込むという。

(ライター 山口健太)

[日経 xTECH 2019年3月19日掲載]

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