トランプ氏、最高裁判事の増員に反対 民主をけん制

2019/3/20 5:36
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【ワシントン=中村亮】トランプ米大統領は19日、2020年の大統領選出馬を表明した民主党候補の一部が連邦最高裁判所判事の増員案を検討していることに関して「全く関心がない」と語って反対した。最高裁はトランプ氏に考えが近い保守派判事が過半数を占めており「民主党は(リベラル派を増やして)追いつきたいだけだ」と指摘した。ブラジルのボルソナロ大統領との共同会見で語った。

トランプ米大統領は連邦最高裁の保守化を進めてきた(19日、ワシントン)=AP

米メディアによると、民主党のエリザベス・ウォーレン、カマラ・ハリス、キルステン・ジルブランド各上院議員が増員案を検討している。現在は判事9人のうち5人が保守派。トランプ政権と共和党は2人の判事を承認し、最高裁の保守化を進めてきた。2018年秋に承認されたカバノー判事には、女性への性的暴行疑惑が浮上。民主党や同党支持者が承認に猛反発したが、トランプ氏が押し切った。

最高裁は銃所有や人工妊娠中絶、同性婚の是非といったテーマを扱い、判決は米社会に大きな影響を及ぼす。最高裁判事は終身制で任期はない。

最高裁のリベラル派判事では、高齢のギンズバーグ氏に健康不安説が絶えない。仮にトランプ政権が続く間に退任すれば、政権が後任に保守派を指名し最高裁の保守化をさらに進める可能性があり、民主党支持者に懸念する声があがっている。

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