2019年5月20日(月)

EU高官、英離脱延期「具体的計画を」 首脳承認見送りも

英EU離脱
ヨーロッパ
2019/3/20 3:26
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【ブリュッセル=森本学】欧州連合(EU)のバルニエ首席交渉官は19日、英国が29日としてきたEUからの離脱時期の延期を求めるならば、21~22日のEU首脳会議前に具体的な計画を示すよう要求した。首脳会議では延期がEUにもたらす「(経済的・政治的な)コストを慎重に見極める」と説明。長期の延期を求めるならば「何か新しい政治的プロセスと結びつけるべきだ」と語った。

記者会見するEUのバルニエ首席交渉官(19日、ブリュッセル)=ロイター通信

記者会見するEUのバルニエ首席交渉官(19日、ブリュッセル)=ロイター通信

EUは首脳会議の準備のため、19日に英を除く27加盟国の外相らによる総務理事会を開き、英離脱への対応を協議した。バルニエ氏は理事会後の記者会見で「EU首脳が決断するには英国からの具体的な計画が必要だ」と強調。離脱方針を巡る国内議論の混迷が続く英国に明確な方針を早急に示すよう促した。

メイ英首相は3月末までにEUとまとめた離脱案への議会の承認を得られなければ、長期間の延期を求める考えをにじませている。バルニエ氏は「長期延長を求めるならば何か新しいもの、新しい要素、新しい政治的プロセスに結びつけるべきだ」と強調。メイ政権が拒んできたEU関税同盟への残留など抜本的な方針転換や、国民投票の再実施などが必要だとの考えを示唆した。

理事会に出席したベルギーのレインデルス外相は同日、記者団に「英側から新たな動きがなければ、EU首脳は判断を待つ可能性もある」と発言。英側の対応しだいではEU首脳会議が延期承認を見送る可能性にも言及した。

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