小米が黒字転換 18年12月期 最終黒字2200億円 海外売上高4割に

2019/3/20 0:03
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【北京=多部田俊輔、香港=木原雄士】スマートフォン(スマホ)で世界4位の小米(シャオミ)が19日発表した2018年12月期決算は、最終損益が134億元(約2200億円)の黒字だった。前の期の438億元の赤字から黒字に転換した。売上高に占める海外比率が4割に達するなど海外市場がけん引した。販売台数の増加に加え、平均単価の上昇が収益を押し上げた。

2月の新製品発表時に取材に答えた小米の雷軍CEO(北京市)

2018年度決算を発表する小米の雷軍CEO(右)(20日、香港)

売上高は5割増の1749億元だった。全体の約3分の2を占めるスマホ事業が4割増えたほか、スマホと連携して使う薄型テレビや洗濯機などの「IoT・生活家電」も好調だった。20日に記者会見した雷軍・最高経営責任者(CEO)は「世界的にスマホ市場が振るわない中で、小米は急成長を遂げた」と述べた。

米IDCによると、18年の世界のスマホ出荷台数は前年比4%減った。韓国サムスン電子や米アップルなど世界大手が軒並み苦戦するなか、小米が好調だったのは、海外市場の開拓が進んだためだ。インドでシェア1位を維持したほか、インドネシアや欧州でもシェアを高めた。

小米ブランドの高級機種と、主に電子商取引(EC)で販売する「紅米」の中級機種がともに好調だった。雷氏は「スマホの平均単価が前の期よりも2割近く高まり、収益向上に貢献した。商品の品ぞろえを改善し、先進国で売り上げを伸ばしたためだ」と説明した。

スマホとIoT家電を「2つの成長エンジン」(雷氏)と位置づける成長戦略も示した。これまでスマホのアプリや家電製品などを開発する企業約260社に投資してきた。ユーザーをスマホとつながる人工知能(AI)スピーカーなど小米の製品で囲い込み、スマホ以外の収益源を増やす狙いだ。

雷氏は「(次世代通信規格の)5Gの発展は将来の大きな成長をもたらす」と語り、5G関連の投資に力を入れる考えも示した。

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