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タイ・ミャンマー国境に橋開通 東西回廊整備

【ヤンゴン=新田裕一】タイとミャンマー両政府は19日、国境の川にかかる「第2友好橋」の開通式典を開いた。タイ西部メソトとミャンマー東部ミャワディを結び、ベトナムからミャンマーに至る「東西経済回廊」の一部となる。橋上で開いた式典にはタイのプラユット暫定首相、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー国家顧問が出席した。新たなルートを実際に通行できるようになるのは4月となる見込み。

従来の国境越えルートはメソトとミャワディの市街地を通過したが、第2友好橋を通る新ルートは北に大きく迂回する。片側2車線の全長760メートルの橋に加え、接続道路と税関や出入国管理などの施設を新設した。総予算は39億バーツ(約140億円)で、2015年に着工した。

スー・チー氏は式典で「この橋が貿易や投資、観光などの促進につながることを期待したい」と述べた。プラユット氏も「隣り合う国同士の戦略的な関係を示すものだ」と応じた。

東西経済回廊は、ベトナム中部の都市ダナンからラオス、タイを横断し、ミャンマーの最大都市ヤンゴンに至る交通網を整備し、国際的な経済圏を構築する構想だ。

タイ・ミャンマー国境の従来の橋は片側1車線で、25トン未満の重量制限があった。陸路貿易の拡大に伴い、トラックなどで混雑していた。

ミャンマー商務省によると、同国境を通じた陸路貿易は、輸出入合計で17年度に9億4200万ドル(約1053億円)と5年前の6.5倍に増えている。

ミャワディ以西のミャンマー側の道路や橋の整備が課題として残るが、アジア開発銀行や国際協力機構(JICA)がヤンゴンまでの輸送網の整備を支援している。

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