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てんかんのセカンドオピニオン、東北大病院がネットで

日経クロステック

東北大学病院てんかん科は、オンライン診療のメドレー(東京・港)が提供するシステムを利用し、てんかんのセカンドオピニオン外来を自由診療の枠組みの中で開始する。国内大学病院としては初の試みとしており、診療の受け付け開始は2019年4月1日、診療開始は同年5月8日を予定する。

診療を希望するには、あらかじめメドレーのオンライン診療システム「CLINICS(クリニクス)」の専用アプリをダウンロードするか、ウェブサイトで個人としてユーザ登録する。次に、東北大学病院てんかんオンラインセカンドオピニオン外来に申込み、その後、かかりつけ医に依頼して紹介状や脳波、画像検査の情報を事前に東北大学病院地域医療連携センターに郵送してもらう。

東北大学病院てんかん科の専門医は、インターネットを通じて患者や家族に問診をする。診療後は、診察結果をかかりつけ医に戻すが、治療方法の変更を直接指示することはなく、処方箋も発行しない。患者は後日、かかりつけ医を受診し、最終的な治療方法について説明を受けることになる。

オンライン診療の診察時間は最長1時間。保険診療の適応外となるため、診察費用は1回につき4万3200円(税込み)程度になる。当面は医師2人で、年間25回程度の診療枠からの開始を予定する。

CLINICSは、予約や事前問診、ビデオチャットでの診察、決済や薬・処方箋の配送までをオンラインで完結できるオンライン診療システム。患者は手持ちのパソコンやスマートフォンを用いて、自宅や会社にいながら診療を受けられる。

(ライター 近藤寿成)

[日経 xTECH 2019年3月18日掲載]

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