2019年4月22日(月)

オランダで発砲、3人死亡 「テロの可能性排除せず」

ヨーロッパ
2019/3/18 22:48 (2019/3/19 1:10更新)
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【ブリュッセル=森本学】オランダ中部の都市ユトレヒトで18日午前(日本時間同日夕)、路面電車内で男が乗客に向けて発砲する事件が起きた。地元警察は3人が死亡し、5人が負傷したと発表した。実行犯は逃走した。同国のルッテ首相は「テロの可能性を排除しない」と指摘した。

 18日、オランダ中部ユトレヒトでの発砲現場を隠す救急隊員ら(AP=共同)

18日、オランダ中部ユトレヒトでの発砲現場を隠す救急隊員ら(AP=共同)

警察は事件に関係があるとして、37歳のトルコ生まれの男の写真を公開し、行方を追っている。

男の氏名は「Gokmen Tanis」とされ、トルコ語の発音では「ギョクメン・タヌシュ」に近い。

ルッテ氏は事件を受けて緊急の記者会見を開き、犯人の身柄確保に全力を挙げる考えを強調した。ユトレヒト市長は地元メディアに「テロ事件という前提で動いている」と語った。オランダの対テロ当局者は記者会見で「ユトレヒトの数カ所で発砲があった」と話した。だが、警察はその後「発砲があったのは1カ所だけだ」と指摘した。

ロイター通信が転載した地元紙の記事は、男が電車の中で一人の女性を標的とした後、彼女を助けようとしたほかの人たちを撃ったという目撃者の証言を紹介した。

現場はユトレヒト中央駅から1.5キロメートルほど離れた同市中心部。事件発生を受け、武装した警察の対テロ部隊が駆け付けて現場周辺を封鎖した。地元警察は事件後、ツイッターを通じて「数人負傷の情報」「路面電車内での発砲事件で、救助ヘリ数機が派遣された」などと発表していた。

市当局は新たな発砲事件の可能性も否定できないとして屋内にとどまるよう市民に勧告。オランダ警察は国内全体の空港や主要政府機関などの警戒態勢を強化した。現場周辺では学校も閉鎖されたほか、モスク(イスラム礼拝所)の警備も強化した。モスクは15日にニュージーランドで起きた銃乱射で被害を受けた。

ユトレヒトは人口でオランダ第4の都市。うさぎの人気キャラクター「ミッフィー」の作者の故ディック・ブルーナさんが生まれ育った町として知られ、日本人観光客にも人気の都市の一つだ。

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