サクラエビ春漁、予定通り 初の禁漁区域・総量規制

2019/3/18 19:42
保存
共有
印刷
その他

記録的な不漁に見舞われたサクラエビを巡り、漁業者でつくる静岡県桜えび漁業組合(静岡市)は18日、自主規制を強化した上で春漁を予定通り24日から始めることを決めた。禁漁区域を新たに設定するほか、一定の水揚げ量に達した時点で漁を打ち切る総量規制を導入する。資源保護を重視する姿勢を維持しつつ、2018年春漁以来の水揚げに踏み切る。

記者会見する静岡県桜えび漁業組合の実石正則組合長(中)ら(18日、静岡市)

同組合は18日、静岡市内で船主会を開き、春漁の操業方針を決定した。禁漁区域の設定や総量規制の導入は現行の漁の仕組みになった1977年以降初めて。

禁漁区域は主な産卵場の富士川沖など駿河湾の湾奥(北部)とした。漁を打ち切る基準になる水揚げ量は250トンに設定。記録的不漁だった18年春漁の実績(312トン)の8割に抑える。ただ、総量規制は科学的根拠を示しにくいなどの理由から明文化しなかった。

産卵期(6~10月)を前に、親エビの保護も強化する。まず試験網を投じ、産卵できる成熟個体「頭黒」が3分の1以上含まれれば投網しない。複数の海域で頭黒が見つかれば漁を一時休止して資源調査を行う。

漁業者は18年春漁後の7月、同年の秋漁向けに自主規制を初めて導入。その結果、秋漁では1日も水揚げできなかった。不漁の長期化で地元経済への影響も出ていることから、漁業者は19年春漁について、出漁を前提にどの程度まで自主規制を強化するか検討していた。

保存
共有
印刷
その他

電子版トップ



[PR]