TDK、世界最小の電圧変換器 車載・5G向け

2019/3/18 19:23
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TDKは18日、世界最小サイズの電圧変換器(DC-DCコンバーター)「μPOL」を開発したと発表した。従来製品と比べて性能を高めながら、実装面積を半減できる。産業機器、車載機器の小型化・高機能化に役立つほか、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」機器への採用を見込む。2019年夏をメドに量産化を見込む。

回路基板にICを埋め込む独自技術で小型化した(写真はイメージ)

小型DC-DCコンバーター「μPOL」のサイズは長さ3.3ミリメートル、奥行き3.3ミリ、高さ1.5ミリ。

ICを基板にはんだ付けせず、回路に埋め込む独自技術を採用した。ICや電子部品などを並べて実装する現行と比べて、面積を半分から3分の1程度に削減できる。配線も最短距離でつなげ、エネルギー損失やノイズも低減できる。

18年5月に買収した米スタートアップ、ファラデーセミの技術を応用した。μPOLは、電源部品の小型化だけでなく、コンピューターの高性能化にも役立つ。LSI(大規模集積回路)などの近くに実装でき、処理の指示に対する反応がスピーディーになる。

データセンターで使えばビッグデータの処理を効率化でき、次世代通信規格「5G」の端末や基地局での利用も見込まれる。サンプル価格は税込み千円。

μPOLは出力電圧をプログラムで制御でき、用途に合わせて性能をカスタマイズできる。定格電流は3~6アンペアと大きい。セ氏マイナス40度~125度の温度範囲で使用できる。

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