井山王座が準決勝へ、張名人は惜敗 ワールド碁1回戦

囲碁・将棋
2019/3/18 19:19
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江維傑九段(右)を破り、対局を振り返る井山王座(18日、東京都千代田区)

江維傑九段(右)を破り、対局を振り返る井山王座(18日、東京都千代田区)

囲碁の国際棋戦、ワールド碁チャンピオンシップ2019(主催・日本棋院、特別協力・日本経済新聞社)の1回戦4局が18日、東京都千代田区の日本棋院で打たれた。国内五冠の井山裕太王座(29)は中国の江維傑九段(27)に211手で黒番中押し勝ちした。19日の準決勝では中国の柯潔九段(21)と戦う。

対局後、井山王座は「迷わずに自分の打ちたい手を積み重ねたのが良かった」と喜んだ。

もう一人の日本代表の張栩名人(39)は韓国の申眞ソ九段(19)と対戦し202手で投了した。張名人は「ギリギリの戦いはできたが結果を出せず残念」と話した。申九段は準決勝で韓国の朴廷桓九段(26)と対戦する。

井山王座(黒)対 江九段(白)
最終譜面・211手まで
●127(112)

井山王座(黒)対 江九段(白)
最終譜面・211手まで
●127(112)

この日の対局は午前10時半、立会人の趙治勲名誉名人の合図で一斉に始まった。井山王座が人工知能(AI)の影響の色濃い布石を採用するなか、左下で江九段の白32が好手だった。黒の形が崩れて「苦しい形となった」(井山王座)。

ただ右下で白64~76が打ち過ぎだったもよう。黒85~93と白石を封鎖した井山王座がペースを握った。解説の一力遼八段は「相手の打ち過ぎをとがめ、しっかりと勝ちきった井山王座の快勝譜。調子の良さがうかがえる」と話す。

張名人(黒)対 申九段(白)
最終譜面・202手まで
●151(79)●189(94)

張名人(黒)対 申九段(白)
最終譜面・202手まで
●151(79)●189(94)

一方の張名人は、序盤から地で先行する得意の展開となった。申九段が中央に大きくまとめようとする白地の削減を狙った張名人だが、左辺の黒129が逸機で、下辺にも白地をまとめられてリードを奪われた。解説の蘇耀国九段は「勝つチャンスはあったが、わずかに及ばなかった」と指摘した。

大会は日本、中国、韓国のトップ棋士と国際予選を突破した計8人が出場しており、20日に優勝者が決まる。

対局の模様は「ワールド碁特設サイト」(http://igooza.nikkei.co.jp/worldGo/)でライブ中継します。

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