JALとKDDI、5Gで航空機整備を遠隔作業

2019/3/18 16:51
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日本航空KDDIは18日、次世代通信規格「5G」を使った実証実験の様子を公開した。4Gや無線LANなどに比べて通信速度が速い5Gを活用し、航空機整備で高精細画像を遠隔地に送信して機体の異常を発見する技術や、搭乗口でチケットをタッチせずに通過できる次世代ゲートの実現を目指す。

ヘルメットの横についたカメラで撮影した映像に遠隔地からARで指示が書きこまれ、その映像と音声による支援を受けながら作業員が整備を進める(18日、東京都品川区)

搭乗券が入った5G端末をタッチする必要がなく、持ったまま入ることができる搭乗ゲート(18日午後、東京都品川区)

4K画像を用いた整備作業の遠隔業務支援の実験などを公開した。若手整備士のヘルメットに4Kカメラを取り付け、操縦席の機器を撮影。画像を5Gで遠隔地のベテラン整備士のモニターにリアルタイムで伝送し、ベテランは映像を見ながら若手にどこを確認すべきかなどを指示する。高い技術力を持った人のノウハウを、若手に伝えることができる。

より高精細の8Kカメラを使って機体全体を撮影し、5Gで送信して遠方から機体の様子を確認できるシステムも公開した。4Kや2K画像ではつぶれてしまう車輪のボルトなどの細かい部品も8Kでははっきりと見えるなどのメリットがあり、現場にいなくても精度の高い整備を可能にする。

乗客が搭乗券情報が入ったスマートフォンをかばんに入れたまま、ゲートにタッチせずに通り抜けられる新技術も公開した。日航の西畑智博執行役員は「航空会社のオペレーションはまだ遅れている部分があり、他の分野にも技術を広げたい」と語った。

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